東京を中心に全国でシェア型書店が広まりつつあります。
シェア型書店に出店してみたい人も増えており、筆者もそんな一人でした。
実際に参加者(箱主・棚主)となった筆者がその方法を紹介します。
シェア型書店ってなに?
書棚に並んだ小さな箱を貸し出し、そこに、借主である個人が好きな本を並べて自由に販売するスタイルの書店です。
東京を中心に広まってきましたが、最近はその他の地方でも見かけるようになっています。
参加者(箱主・棚主)になる方法
シェア型書店で出店をする人のことを参加者(お店によっては箱主・棚主・出店者などと呼ぶところもあります。以下参加者)といいます。
店を探す
まずは参加したいお店を探します。
候補が見つかれば実際に足を運んでみることを強くお勧めします。
店舗に行ってみた際は、可能であれば運営者の方やお店番の方とお話しましょう。
サイトに書かれていない情報や雰囲気をつかむヒントになります。
筆者は候補が複数ありましたので、実際に全て足を運んでみました。
お仕事の邪魔にならない範囲であれば、お店の方はお声かけすると応じてくださることがほとんどです。
ネットの情報だけで出店店舗は決めないこと。
店を選ぶ
候補のお店が複数出てきた場合は、それらを比較して選ぶことになります。
サイトの利用規約は必ず目を通しましょう。
選ぶポイントの一例を紹介します。
場所
納入は店舗に持ち込みである場合がほとんどです。
一部郵送受付可能としていることもありますが、実際に足を運べるところか確認しましょう。
営業時間・営業日
納入や店番をする時間=営業時間なので、この時間が自分の生活と合わないと長く続けるのが難しくなります。
レンタル料・販売手数料
参加者はスペースを借りて出店しますので、毎月のレンタル料が発生します。
お店によって金額はかなりまちまちなので必ず確認しましょう。
本の販売金額は自分で決定出来ますが、販売価格が全額入金されるわけではなく販売手数料が発生します。
これも店舗によって販売価格の10%だったり、定額だったりで異なります。
また入会金が発生することもあります。
始めるには意外とお金がかかります。
事前に必ず確認をしましょう。
店番が必須か任意か
シェア型書店の参加者になりたい人がやりたいことの一つが店番という方も多いと思います。
これは店舗によって必須・任意と分かれています。
店番時の決まりも店舗によってかなり異なるようです。
(店番時のみ本以外の出店も可、販売手数料の割合が異なる等)
サイトの記載で確認出来ないこと、気になることは事前に確認しておくのが安心でしょう。
その他
その他利用規約は必ず確認しておきましょう。
不明点も参加者希望であることを伝えていると、比較的スムーズに教えていただけることがほとんどです。
SNSがあまり得意でない方は、参加者同士の情報交換等がどうやって行われているか、確認したほうがいいかもしれません。
実際、筆者はTwitterをメインで使用していますが、参加者同士の情報交換はFacebookを使っていることを契約してから知り、確認しておけばよかったと思いました。
(本の出品のみを考えている場合はあまり気にする必要ないかもしれません)
店を決めて申し込みをする
希望店舗が決まったら、参加者希望の申し込みをしましょう。
サイトに申し込みフォームがあることが一般的です。
空きを待つ(納入準備をする)
申し込み時に棚(箱)の空きがない場合は、空きを待つことになります。
現参加者が退会するのを待つことになりますので、待つ期間は予測がつかないです。
実際筆者は申し込みから空きの連絡まで3か月ほどかかりました。
契約まではひたすら待つしかないのですが、空きがきたときのためにやっておいた方がいいことがあります。
・出品する本の選定
・自分のスペースの装飾
・屋号
筆者は空きの連絡が来てから慌てた(というより申し込んだことも忘れかけていた)ので、事前に考えておくとすごくスムーズです。
契約する
月々の参加料の引き落とし方法などで書類を作成することになります。
引き落としタイミングは確認しておきましょう。
納入する
自分のスペースに出品したい本を納入しましょう。
このときまでに装飾を考えておくと非常にスムーズですが、周りの様子を見ながら修正していくのも楽しい作業だと思います。
まとめ:準備することは意外とある
今回はシェア型書店で参加者になる方法をまとめました。
- 店を探す
- 店を選ぶ
- 申し込みをする
- 空きを待つ(納入準備をする)
- 契約する
- 納入する
準備段階でやっておくことは思いのほかあり、準備はしておくにこしたことはありません。
でもやっていないと始められないということはなく、修正をしていく作業も楽しいです。
やってみて合わなければやめることも出来ますし、他の店舗に移ることも出来ます。
まずは小さな本屋さんの一歩始めてみませんか?
にほんブログ村