アンビリバボーでも紹介『バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。』感想

レビュー
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俳優の横浜流星さんがとってもかっこよい表紙のこの本を紹介します。

いや、もうこの表紙だけでずるいですよね。

「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」はこんな人にお勧め

・もう歳だから、才能がないから、どうせ自分なんてあきらめがちの方

・とにかく感動したい方

著者

著者は鈴木琢也さん。

1986年神奈川県川崎市生まれ。

2015年に出版されていますので、この本が出たときには29歳(2021年で35歳)です。

家庭環境が原因で中学生からいわゆる不良の道に進み、そのまま偏差値30台の県内でも最低の高校を卒業。卒業後はすぐにとび職に。

その後生命保険会社にお勤めされていたお父様が成績優秀者として表彰されたのをきっかけに一念発起されます。

アメリカの名門大学、UCバークレーを卒業後、教育関連の仕事から現在はコンサル会社でデータサイエンス関連の仕事に携わっておられます。

この本を手に取った理由

2021年2月にテレビ番組の「奇跡体験アンビリバボー」で取り上げられていたことがきっかけです。

著者のところでも紹介しましたが、もともといわゆるヤンキーだった著者が、いかにしてアメリカの名門大学を卒業するまでに至るのか。

何気なく見ていたのですが、もうどんどん引き込まれてしまいました。

この話には原作がある(ノンフィクション)と知り、思わず手に取ってしまった一冊です。

おすすめポイント

著者が自分の気持ちに素直であること

著者はお父様がお仕事で表彰されるのを見て、人生が変わっていくのですが、その出来事の気持ちをとても素直に受け止めています。

著者ご自身が大人になる過程とも重なったせいというのもあると思われます。
もしヤンキーの頃だったら、親のことをどんなにすごいと思ってもその通りにはいかなかったかもしれません。
受け止めること、自分自身が変わろうとすることが出来たタイミングだったと言えるでしょう。

また仕事を辞めて勉強・留学をしたいと思ったときに、自分の力を信じて達成するためにどうしたらいいかを自分なりに編み出していきます。

それは多くの人が考えがちの意見(常識)を知らなかったからためと言えるかもしれません。
29歳までにアメリカの名門大学を卒業するにはどうしたらいいかという(その時点ではある種無謀な)ことを考え、実際に実現します。

一般的には「自分には才能(能力)がないから」「歳だから」「女性(男性)だから」「地方に住んでいるから」などなど、いろんな言い訳をして行動しない人が多いですが、著者はいろんなものをはねのけてアメリカ留学を成し遂げるのです。

もちろんそれには、家族の応援・経済的支援があったからというのはとても大きい要因ではあるのですが、なにより著者がその期待を裏切らないために、必死で努力し続けます

なんとなく量をこなすことで、自分に言い訳をするのではなく、具体的に自分が何に時間を使っているのかを視覚化してその時間を勉強にあてていくのは本当に立派です。
自分もがんばろうと奮い立つきっかけをもらえたと思っています。

一度壊れそうになった家族がずっと支えあっている

結局著者が成功できたのは、最終的にこれではないかと思います。

小さいとき遊んでくれなかったお父様。

友達が出来ないときも支えてくれたお母様。

ヤンキーになってもずっと寄り添ってくれたお姉さん。

ヤンキーになってからも、ご両親はずっと愛情を注ぎ続けているし、本文では表現されていませんが、おそらくご本人もうすうす感じるところはあったんじゃないかなと思いました。

ギスギスしているのが嫌だった、というのは「仲良くしてほしかった」と言い換えることが出来るのではないかと思うからです。

自分の周りにいる人は自分の鏡だと言いますが、ご両親がつらい時期もずっと愛情を注ぎ続けたことが子である著者の変化を生み出したんだと。
著者の変化が相互作用としてご両親にいい変化をもたらしたんだと思います。

まとめ

「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」はこんな人にお勧め

・もう歳だから、才能がないから、どうせ自分なんてと思っている方

・とにかく感動したい方

この本は著者の目線からヤンキー時代から一念発起して、転職・アメリカ留学・名門大学を卒業の一連の出来事や心の変化が描かれる一冊です。

著者の中にも大きな変化がありましたが、この著者を支えるご家族お一人お一人にもきっと変化があったんだろうと推測されます。

著者が大学を卒業するときに

この卒業証書はぼくだけのものじゃない。家族みんなのものだと思った。

と言っている、この言葉が全てだと思います。

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