野球選手が書いた本当におすすめの本

おすすめ・まとめ
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プロ野球選手が野球をお客様に見せるのが仕事です。
しかし、現役中にはオフシーズンに、または引退後に著書を出版する選手もいます。
数ある野球選手が書いた本の中から私が読んで本当に面白い・興味深いと思った本を紹介します。

野球の神様はいた!ドラマチックな引退試合

横田慎太郎 『奇跡のバックホーム』

著者の横田慎太郎さんは2013年に阪神タイガースからドラフト2位指名を受け、その高い身体能力から将来を嘱望されていました。
しかし、2017年脳腫瘍を発症し、闘病・リハビリに奮闘するも視力面での回復が見込めず2019年に引退。

本書は著者が野球を始めた頃からプロ野球選手になり、病気を経験、引退試合で奇跡のプレーを起こすまでの経過を追う一冊となっています。
著者の野球に対する考え方・学んだこと、家族をはじめとする周囲の人への感謝を描いており、その文章からは著者の人となりが十分に伝わるものになっています。

ただひたすらに野球を愛し、誠実に向き合った野球人生
その姿には野球ファンはもちろん、そうでない読者も胸を打たれることでしょう。

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井口資仁 『変わろう。 壁を乗り越えるためのメッセージ』

著者は2018年シーズンから千葉ロッテマリーンズの監督である井口資仁さん。
2017年シーズンをもって現役引退。
実はその引退試合、テレビで見ていたので今でもよく覚えています。
井口さんは引退試合でホームランを打つのですが、それを見て「まだ出来るのでは?」と思われた方も多いのではないでしょうか。

生え抜きではない選手が引退後指導者経験なくそのチームで監督になるというのはよほど球団からも求められた人材だったことがわかります。
そこまで周囲に求められる選手になったのは、そのときどきのステージで出会った人の影響が大きいと語る著者。


本書は引退試合から監督就任、自身のプロ入りからメジャー挑戦で学んだこと、日本球界復帰について語る一冊となっています。
ロッテはもちろん野球ファンの方、野球を含むスポーツの指導者の方、その他ビジネスパーソンの方にも必読の書です。


指導者として

高津臣吾 『二軍監督の仕事』

著者は今は東京ヤクルトスワローズの一軍監督の高津臣吾さん。
本書は著者が二軍監督時代に書いたもの。

監督というと最近北海道日本ハムファイターズの一軍監督に就任した新庄剛志監督が「監督のイメージを変える」と発言されていましたが、二軍監督のイメージはどんなものでしょう?
そしてどんな仕事をしているかご存じですか?
プロ野球を好きな方でも二軍監督がどんな仕事をしているかご存じの方は少ないかもしれません。

そもそも二軍とは一軍のサブ的組織。
一軍で活躍する選手を育成したり、ケガをした選手のリハビリや復帰を目指す場所です。
二軍監督やコーチ陣などスタッフはそうした選手たちを見守り・サポートをし、一軍からの要請に応じて選手を送り出したり。

選手としての現役時代、シンカーを武器にクローザーとして活躍した著者が二軍監督として日々取り組んでいることを中心に、野球技術論や育成論を展開。
特に一軍との連携についてや、育成については野球だけでなく一般企業で働く人にも通じる部分があり、勉強になりました。

なんといってもすごいのはこの本が出た頃に二軍で育成されていた選手(村上選手や高橋奎二選手)が今や一軍で大活躍していることです。
2021年のは日本一になった東京ヤクルトスワローズ。
野球好きの方も、そうでない方も楽しめる一冊です。

プロフェッショナルとして駆け抜けた野球選手

藤川球児 『火の玉ストレート プロフェッショナルの覚悟』

火の玉ストレートといえば、元阪神タイガース藤川球児さんの代名詞。
そんな代名詞を初の著書のタイトルにつけているだけあり、幼少期から学生時代、プロ入り、メジャー挑戦、日本球界復帰、そして引退を語る一冊となりました。

阪神タイガースで絶対的な存在感を残した著者ですが、実は何度も挫折を味わっていたことをご存じでしょうか。
トレード要員になりかけたり、海外ではコーチとの出来事が原因で投げられる状態であるにも関わらずマイナーに据え置かれたり…。
今でいうパワハラともいえるような災難が降りかかります。

そんなことがあっても立ち向かってがんばりました…
という話ではありません。
実は心が折れたり、疲れてしまったり、そんな姿も赤裸々に語っています。
自分の弱さも文章で素直に表す人間臭さのようなところが著者の魅力でもあるのではないでしょうか。

阪神ファンだけでなく、野球ファンは必読の書といえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
野球選手が書いた本は本当に数限りなくあります。
そんな中で管理人が本当におススメしたい本を集めてみました。
気になる本がありましたら、ぜひご一読を。

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