橋田寿賀子『渡る世間にやじ馬ばあさん』感想

レビュー
この記事には広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

『渡る世間は鬼ばかり』『おしん』などで有名な脚本家、橋田壽賀子さんが2021年4月に永眠されました。
本書は1960年代から2021年に数々の新聞・雑誌・番組等で発信された言葉や文章をまとめたものとなっています。

この本を手に取ったきっかけ

SNSで紹介されていたのがきっかけでした。
もう新しい本は出ないと思っていたので、こうしてまとめられている本があると知り、気になって手に取りました。

『渡る世間にやじ馬ばあさん』はこんな人におすすめ

『渡る世間にやじ馬ばあさん』はこんな人におすすめ

✔ 渡鬼(渡る世間は鬼ばかり)ファンの方

✔ 気楽に読めるエッセイをお探しの方

著者

橋田壽賀子さん。脚本家。
『渡る世間は鬼ばかり』『おしん』『春よ、こい』『春日局』など数々のヒット作を手掛ける。

スポンサーリンク

おすすめポイント

渡鬼の歴史がわかる

あの長寿ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(以下『渡鬼』)が開始されたのは1990年のこと。
そのドラマが開始されたときのことから、出演者の降板・死、配役、成長、そして時代の流れのことについて触れています。

渡鬼が始まったときに子役だったえなりかずきさんは今では37歳。
本書で掲載されている記事では高校生の頃のえなりさんについて書かれていますが、周りの俳優さんたちに本当に好かれるキャラクターでいらっしゃるとのこと。
風貌からもその様子はわかりますよね。

また出演女優との確執があったと噂されたことの真相など、渡鬼ファンなら懐かしながら読んでいただける記事が満載だと思います。

橋田先生のお茶目な一面が垣間見れる一冊

橋田壽賀子さんというと、「長セリフ」「セリフに厳しい」「アドリブは許されない」などお仕事に厳しいイメージがありました
また橋田ファミリーという橋田作品によく出演される方で構成される役者さんたちがおられたりとか。

きっとこんな人がお姑さんだったら、めちゃめちゃ怒られるんだろうなと勝手に想像しています。

しかしそういう面もあると思いますが、それだけではない著者の一面も本書では存分に書かれています。

・90歳を過ぎても毎日お肉を召し上がる

・毎日水泳をしないと目が覚めない、酸素が入ってこない感じがする

・友達はいらない(べったりする感じが嫌い)

などなど、こうして読んでいるともしお逢いすることがあったら仲良くなれたかもしれないという気がしました(私は水泳は苦手ですが…)。

しかも文章が簡単で読みやすく、一つの章がとても短いのです。
そのため少しずつでも読み進めていくことが出来る本です。

まとめ

『渡る世間にやじ馬ばあさん』はこんな人におすすめ

✔ 渡鬼(渡る世間は鬼ばかり)ファンの方

✔ 気楽に読めるエッセイをお探しの方

いかがでしたでしょうか。
気になられた方はぜひご一読を。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村
タイトルとURLをコピーしました