阿佐ヶ谷姉妹『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』感想

レビュー
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今私が一番好きな女芸人さんである阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ集です。
タイトルで「のほほん」と言っているとおり、女二人の同居生活でもドロドロしたところがなく、のほほんほっこりします。

この本を手に取ったきっかけ

もともと阿佐ヶ谷姉妹が好きで読みたいと思いながら図書館で順番を待っていました。
しかし人気もあって待てど暮らせど順番は回ってこず…。
業を煮やして購入に至りました。

『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』はこんな人におすすめ

『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』はこんな人におすすめ

✔ 阿佐ヶ谷姉妹が好きな方

✔ ほっこりしたい方

著者

阿佐ヶ谷姉妹。お笑いコンビ。
メンバーは渡辺江里子さんと木村美穂さん。
血縁関係は全くないのですが、阿佐ヶ谷の鰻屋さんに二人で行ったときにそこのご主人に姉妹のように似ていると「阿佐ヶ谷姉妹」と命名されました。(この話は本書でも紹介)

本書は2011年頃からの同居生活、2017年末の同居解消に至るまで、またその後について書かれています。

おすすめポイント

お二人の文才に驚かされる

まずはお二人とも文章が上手です。
もともと幻冬舎さんのウェブサイトにリレー形式に書かれていたエッセイを書籍化したものなので、それなりに編集されたものだと思われます。
それを差し引いても、日常のちょっとしたことに対する視点が面白いです。

また本書ではエッセイだけでなく、お二人が恋愛小説にチャレンジしています。
とくに美穂さんの小説は最初「あれ?エッセイ?」と思ってしまったくらい自然な作品で、最後の方でやっと小説だったことに気づいたくらいです。
江里子さんの小説もしっとりとしたお話なので、二つのお話とも映像化したら面白そうです。

お二人の心地よい距離感にほっこりする

お二人はとても仲が良く6年ほどの同居期間を経て現在に至るのですが、そんなお二人の距離感がほほえましくほっこりします。

同居の部屋はもともと江里子さんのお部屋だったのですが、そこに美穂さんが転がり込むことで始まった同居生活。
そのはずなのに、美穂さんがセミダブルのお布団を買ってしまったり、一人になりたい「エリコ過多」になってしまったり…。
割と美穂さんの方が自由人で猫っぽい描写が見受けられます。

だからこそ、普段辛口が好きな美穂さんが江里子さんの好みに合わせてバーモント(中辛)とこくまろを合わせて作ったカレーの話はほろっとします。
詳細は本書を読んでいただきたいのですが、この話を読んで私は久々にバーモントカレーが食べたくなりました。

仲は良いけれどべったりではなく、大喧嘩まではいかないけれど、多少のいざこざはあると知り、作り物ではない自然な感じがあの二人の雰囲気を作ってるんだなと納得しました。

まとめ

『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』はこんな人におすすめ

✔ 阿佐ヶ谷姉妹が好きな方

✔ ほっこりしたい方

いかがだったでしょうか。
本書は2021年11月にNHKでドラマ化されます。
それまでに一度読んでみられるのもおすすめですよ。
気になる方はぜひご一読を!

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