『売る力』感想|セブンイレブン創設者

BOOK

「セブンイレブンいい気分」「近くて便利セブンイレブン」は皆さんご存じのキャッチフレーズだと思います。

1970年代にセブンイレブンを立ち上げた著者がコンビニ業界トップとしてとった戦略の数々。

それは「お客様のために」ではなく、そのときそのときで変わっていく「お客様の立場で」というものでした。

『売る力』はこんな人にお勧め

✔ 全てのビジネスマン

✔ どうしても成功したい目標がある人

著者と概要

著者の鈴木敏文さんは、あのセブンイレブンの創業者です。

もともと教科書を出版しているトーハンにおられたのですが、31歳のときにイトーヨーカドーの創業者から頼まれて同社に入社。

その後1973年にセブンイレブンを創業し、2016年に退任するまでトップとして約40年間カリスマ経営者として君臨します。

この本はセブンイレブンのトップとして活躍中の2013年に出版。

業界トップのセブンイレブンがいかにしてお客様を集め続けているのか、お客様に満足してもらうとは何なのかが詰まっている一冊です。

この本を手に取った理由

実はこの本を手に取ったのは他の本でお勧めされていたからです。

(お勧めされていた本を失念してしまいました…)

売るということ、サービスを提供することの教科書として勧められていました。

お勧めポイント

自分のミッションを達成するために必要なことがわかるようになる

著者はこの本の中で一貫して「お客様の立場で」考えることを言われていますが、そのことをご自身だけでなく、他の著名な方の例も併せてあげておられます。

例えばカリスマ編集者として有名な見城徹さん。

彼は編集者として常に三枚のカードを持っているそうです。

編集者としてのアンテナを常に張っている、言い換えると興味関心を持っているから興味の網にそのことがひっかかるということをおっしゃっています。

見城さんが郷ひろみさんのミリオンセラーの大ヒットとなった『ダディ』の出版につながったことを書かれています。

また同様に元東京都知事の石原慎太郎さん、作詞家やプロデューサーとして活躍されている秋元康さんや、株式会社バルス(雑貨店Francfrancの本社です)の高島社長の例をあげておられます。例にあげられた方は皆さん著者同様、常にご自身のミッションに対して常に関心を持っていることで、ふと訪れたチャンスをがっちりつかんで成功されておられます。

営業やサービスを提供する人にとどまらず、全ての社会人・ビジネスに携わる人にとって、その人がもつミッションに関心を持っていることで、その関心の網(著者はフックという言葉をつかって、フックに引っかかると表現されています)にかかってくるということです。

2つ目のお勧めポイントにも関わる話ですが、仕事の時間だけそのことを考えるのではなく、無意識のうちにいつもミッションに興味関心をもっていられるか、それが苦痛ではなく自然とできるかどうかがポイントとなります。

「本気」の人にチャンスはやってくる

この「本気」ってなんでしょう?

言葉ではよく言います。

受験に例えると本気で合格したい人とは「本気です」と念じる人でも、毎日合格祈願のためにお参りする人でもなく(もちろんお参りもしていいのですが)、毎日勉強する人だと思います。

つまり本気とは「行動すること」ではないでしょうか。

著者はこの本の最後で

自分の能力いっぱいの力をつくす。もし転んだら反省してまた挑戦すればいいのです。

真剣勝負で本気の人には必ず、チャンスがめぐってきます。

『売る力』本文より引用

と締めています。

先の受験の例でいうなら、「どうせ頭が悪いから」「時間がないから」なん言わずにとにかく一問でも解くんです。
わからなかったら、先生とか友達とか、今ならネットで調べるとかいろいろあるし、集中出来ないっていうなら出来る方法をいろいろ試せばいい。時間がないっていうなら、自分の生活のうち何をしている時間が占めていて勉強が出来ないのかを書きだすなりして客観的に見てみたらいいのです。

そして原点に戻るんです。
合格したい、の先にはもともと「合格して強いチームの部活に入りたい」とか「制服がかわいい」とか大人の人の資格試験とかだったら「昇進したい」「独立したい」とか本来の目的ところに返ります。

そうしたらきっとまたモチベーションを保つことが出来るのではないでしょうか。

試行錯誤しているうちにチャンスが巡ってくるということを著者は言っていると思います。

少しだけ気になるポイント

欠品か?食品ロス削減か?

「お客様のために」ではなく、そのときそのときで変わっていく「お客様の立場で」という視点なので、仕入れよりも売れた数が多くなってしまった(いわゆる売り切れた)場合を「欠品」とし、決してあってはならないことと評価しています。
(欠品=マイナスと評価)

確かにいつ行っても希望の商品が入手できることがお客様の立場に立つこと、です。

食品以外については、必要なものが必要な時に揃っていることで私たちの生活の支えになっています。

ただ、この本が出版された頃と今とは状況が変化が見られます。

食品ロスの問題が言われている今の時代においては、余れば廃棄すればいいというのはお客様の立場は考えていても、地球や日本の立場には立てていないのでは?という疑問が残るからです。

これに関しては現在セブンイレブンでも食品ロスの低減を取り組んでいるとされています。

まとめ

私も含めて仕事やその他のことは上手くいかない方は、一度原点に立ち返ってみましょう

「小売りの神様」と言われるまでになった著者ですら、毎日後がないという覚悟で仕事をしていたといいます。

私たちがする品物やサービス、その他の仕事がどんな人のどんな困りごとに役立ちたいのかそれを忘れなければ、チャンスはきっとやってくるのではないでしょうか。

『売る力』はこんな人にお勧め

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